今回の撮影会は、目黒雅叙園のイベント「和のあかり×百段階段」の開催に合わせて企画しました。撮影会のメインは目黒雅叙園の百段階段ですが、それだけでは時間も中途半端なので近所の「国立科学博物館附属自然教育園」を散策してみます。
首都高速目黒線沿いに、都心とは思えない閑静な森が広がっています。国立科学博物館附属自然教育園。園内にはこれまで4,200種以上もの動植物が生息・生育し、豊かな生態系を形成しています。この地の歴史は古く、園内から縄文時代の土器や貝塚の跡が発見されました。江戸時代には武家屋敷が建っていたことも。庭園に植えられていたと思われる樹齢300年の松が、その歴史を物語っています。
まずは、国立科学博物館附属自然教育園正門に集合し自己紹介をします。15歳の高校生が初参加でググッと平均年齢が下がります。雨予報ではなかったはずですがパラパラと雨も落ちて来たので、さっさと散策に出発します。
山手線内の都心とは思えない大自然っぷりです。マイナスイオン出まくりです。
池もあります。ところどころにベンチがあり雨でなければお弁当片手にピクニックでもしたいです。
でも、緑色ばっかりでだんだん飽きます。自然より人を撮りだします。
カメラ女子は楽しそうです。
小一時間で切り上げて集合写真を撮ります。
時間も余ったのでみんなで写真展を見に行ってみます。
目黒駅から徒歩5分のギャラリー「やさしい予感」です。
古民家を改装したギャラリーでとてもいい雰囲気です。50人全員は入れないので順番に入れ替わります。人の写真を観ることは凄く勉強になります。勇気を出して作家さんにも話しかけてみましょう。
いい時間になったのでメインイベント目黒雅叙園・百段階段へ向かいます。行人坂をみんなで下ります。
「百段階段」とは通称で、かつての目黒雅叙園3号館にあたり、昭和10(1935)年に建てられた当園で現存する唯一の木造建築です。 食事を楽しみ、晴れやかな宴が行われた7部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいます。 階段は厚さ約5cmのケヤキ板を使用。 階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。
"昭和の竜宮城"と呼ばれた目黒雅叙園の建物の特徴は、装飾の破格な豪華さにあります。 最近の研究によると、その豪華な装飾は桃山風、更には日光東照宮の系列、あるいは歌舞伎などに見られる江戸文化に属するものとも言え、なかでも「百段階段」はその装飾の美しさから見ても、伝統的な美意識の最高到達点を示すものとされています。 平成21(2009)年3月、東京都の有形文化財に指定されました。(目黒時雅叙園HPより)
豪華なエレベーターに乗って百段階段へ向かいます。
百段階段に到着。階段を登るとキシキシといい音がします。手に持っているビニール袋は買物帰りではなく土足厳禁のため靴入れ用です。
「十畝の間」江戸職人のあかりと称し江戸切子、かんざし、漆、組子が綺麗な照明に照らされています。
「漁樵の間」祭りのあかりと称し青森県の「青森ねぶた祭」のねぶたが鎮座していました。なかなかの迫力です。
「草丘の間」夏のあかりと称し江戸風鈴とアートの竹林が飾られています。風鈴の音が涼しげです。クーラーの風で揺れていましたが。
「清方の間」和紙のあかりと称し岐阜県・美濃市の「美濃和紙あかりアート展」が開催されていました。和紙を通したあかりは温かみがありました。
さて、そろそろ最上階なのですが、衝撃の事実が!!!
百段階段は99段しかなかった!!まぁ、九十九段階段より百段階段の方が語呂は良いですけどね。
「頂上の間」提灯のあかりと称した山口県・柳井市「柳井金魚ちょうちん祭り」
金魚のちょうちんが可愛かったです。
最後にみんなで目黒雅叙園の中庭で集合写真を撮りました。
行人坂で全力坂をします。
目黒中を歩き回りかなり疲れたので有志で懇親会を行いました。
今回の目黒雅叙園「和のあかり×百段階段展」は、史上初の試みとして全時間帯撮影可能です。まだ行っていない方は、8月9日まで開催されていますので是非行ってたくさん写真を撮ってみてください。クーラーの効いた屋内にいながら日本中を旅した気分になれます。
ご参加くださいましたみなさんお疲れ様でした。
今回の撮影会は、東京湾内最大の無人島の猿島で行いました。東京都心から電車で、およそ一時間余りの横須賀市沖に浮かぶ、周囲約1.6kmの無人島です。島内に残る明治時代の要塞の遺跡が、スタジオジブリのアニメ『天空の城ラピュタ』の廃墟にそっくりと評判になり、最近は、多くの人が訪れる人気観光スポットになっています。海開きをして混雑する前に行っておこうと計画をしましたが、梅雨前線が猛威を振るっている真っ最中でした。
いつもなら天気予報をも覆す東京写真サークルでしたが今回は、天気予報通りの雨になってしまいました。しかし、そんな悪天候にもかかわらずなんと73名ものみなさんにご参加いただきました。
横須賀中央駅に集合です。73名でとりあえず記念艦「三笠」を目指します。ぞろぞろ・・・
みんなで記念艦三笠でも撮影しようと思いましたが、結局、フェリー出航10分前の到着でした。みなさん雨の中でもちゃんと二列で並びます。
団体料金1,170円でフェリーに乗船します。130円の儲けです。団体の魅力ですね。
200人乗りのフェリーで73名でも全然平気です。雨ですがフェリーは思ったより揺れません。猿島が近づくにつれてテンションが上がり出します。
猿島上陸!
参加者も多く、雨なので自己紹介は省いてとっとと猿島探検に出発します。
ネットの画像検索で見たままの風景が目の前に広がります。
雨もなかなか風情が出ます。そう、雨だからといって撮ることをあきらめる必要はありません。雨の日にしか撮れない写真があるのです。
フランストンネル
江の島の岩屋まで通じているといわれる日蓮洞窟付近の岩場で撮影してみます。なかなかフォトジェニックです。
東の広場です。ほぼ東京写真サークルで埋め尽くします。雨が上がりました。
東の広場から階段で岩場へ降りてみます。
ここで「アクティブガール」現る!岩場をぴょんぴょん飛び移ります。
これ以上の被写体はありませんね。
それをみんなで撮る!(圧巻!)
潮だまりでお魚さんも発見。
17時の最終便まで管理事務所で待機します。雨も再び降ってきたので屋内で集合写真を撮影。
(やっぱり多い!)
船が到着し、名残惜しみながら乗船。See you next time
置いてかれますよ~
バイバイ猿島
三笠桟橋に到着。有志で懇親会を行いました。
雨でテンションも上がらないかと思いましたが何のその。猿島は、忘れていた子供心を甦らせてくれました。非日常の体験こそ写真で表現するべきものですね。
ただし、無尽蔵に参加者を増やしすぎました(笑)。晴れたら100人くらい来ていたのではないかとビビッてしまいました。
「それぞれの顔が見える写真サークル」をモットーに撮影会によっては人数制限も必要であると考えさせられました。(ちょっと反省)
ご参加いただきましたみなさん雨の中、本当にお疲れ様でした。
あ、みんなで「バルス」を叫ぶの忘れた・・・